キャラ名 | 説明 |
森田賢一 (もりたけんいち) |
キャラ説明
本編の主人公。
本名は、樋口健(ひぐちけん)。
父が起こした革命によって、一家は離散。公式文書では、一家は死亡したことになっている。
革命後、法月(ほうづき)に拾われ、特別高等人見習いとして教育や思想を叩きこまれた後、
特別高等人の採取試験として、以前住んでいた田舎に戻ってきた。
特別高等人見習いの頃に、他国の戦争に参加したこともあり、司令官を殺して英雄になったこともある。
でも、その代償として麻薬(葉っぱ?)中毒になってしまう。
ちなみに、上司の法月はこのことを黙認している。
また、経営の才能もあって、大企業の社長として会社を運営している。
そして、見習いの最終試験として、かつては仲間だったヒロインの義務の更正を任せられることになる。
ただ、独り言が多く、いつも「なぁ、あんたもそう思うだろ?」と
プレイヤーに語りかけてくることがある。
そのため、「それじゃ、そのあんたさんという分の食事も用意してあげましょうか?」と
第三章で皮肉を込めて言われたりすることもある。
名セリフ集
・おれは森田賢一だ。将来、人をアゴで使う身分になる男だ(第一章より)
・人の気持ちがわからなきゃ、人の面倒はみれんだろ?
世の中にはいろんな職業の義務を持った人がいるわけでさ……(第一章より)
・仲間を見捨てて、仲間を疑って……なにやってんだろ、おれ。(第二章より)
・鬼軍曹はいつでも憎まれ役にならなきゃダメなんだ(第二章より)
・断言するが、お前の気持ちがわかるとかいう輩の八割は嘘つきだ。
一割は善良な人。
最後の一割は、おれみたいに、わからないと知ってて、なお相手を追い詰めるようなゲス野郎。(第二章より)
・試験の過程でおれが学んだのは、人間追い詰められれば、けっこうなんとかなるってこと
そして、自分が限界だと思ってる以上に、限界ってのは天井が高いってこと(第二章より)
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日向 夏咲
(ひなた なつみ) | キャラ説明
ヒロインの一人。第四章で夏咲の更正を担当。恋愛したらいけない義務を課されている。
そのため、異性に物を渡すときは、手を触れたらいけない決まりになっている。
手を触れているのを見つかったら、本人はもちろん、手が触れた相手のほうも強制収容所行きになるという
周りがガクガクブルブルしてしまう義務である。
そのため、おとなしくて気が弱く、人とつきあうのを極端に嫌がっている。
両親は強制収容所に送られているので、寮に一人で暮らしている。
下の名セリフ集を見たらわかると思いますが、小さい頃、健(主人公)のことに好意を寄せていて、
革命後に失踪した健の帰りを今も待っている状態。
公式文書では、健は死亡となっているので、墓を作り、命日(失踪した日)には花を供えている。
最終試験前に、法月にそのことを知られてしまったので、三人の中で更正を一番最後にされてしまう。
なお、小さい頃の夏咲が回想シーンで出てくることがあるが、「SHUFFLE!」のシアにそっくりである。
名セリフ集
・わたし、そういう子ですから。男の人とたくさんつきあって、ひどいことをしたから、これはしょうがないんです。
ごめんなさい。だから、あんまりわたしと仲良くならないほうがいいんです。(第一章より)
・わたしって、渦巻きを見るとぼーっとするし、ちくわを見るとひとさし指を穴に通したくなるし、
マカロニを見ると、口にくわえて水をちゅーちゅー吸いたくなるんです……
ナマモノは、本当に、誘惑が多いです……気が重くなります。(第四章より)
・だから、ぼくはどうしようもないヤツなんだってば! 臆病で、内気で、
ちょっといじめられただけで家にひきこもるようなつまんない人間なんだ。(by 健)
ちょっといじめられただけで家にひきこもるような子とは、お友達になっちゃいけないの?
なにか得がないと、お友達になっちゃいけないの?(第四章より)
・もう……そうやって過去をかき乱すの……やめて、くださいっ。(第四章より)
・世の中を否定してるのに、ど、どうしてそんな態度でいるんだろうって……
あ、会った時から、ずっと思ってました。
それが、わたしには理解できません……だって……無意味じゃないですか……
がんばったって、世の中が嫌いなんですから、そんなの……勝手な思い込みです。(第四章より)
・世の中は、最初から全部決まってるんです……わたしなんかがちょっとがんばっても、無駄なんです……
(第四章より)
・なにもかもつまんなくて……夏が来て、風が吹いて、暑くなって、毎日学園に通って…………
なにか面白いことありますか?
だって、たとえケンちゃんが帰って来たとしても、わたしは……こんな義務を持ったわたしなんか……きっと……
……き、嫌われちゃう……(第一章より)
・そ、そんな、そんなこと言われたら……っ! 信じるなんていわれたら、裏切れないじゃないですか!
(第四章より)
・ケンちゃんの知っているわたしは、もう、いなくなっちゃったんだよぉ!(第四章より)
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三ツ廣 さち
(みつとも さち) |
キャラ説明
ヒロインの一人。第二章でさちの更正を担当。一日が十二時間になる義務を課されている。
午前7時になったら起きて、午後7時になったら特殊な薬を飲んで、強制的に体の機能を停止させられる。
ちなみに、薬を飲んでいる間は、眠気は取れないので眠ったことにはならない。
更正させるには、働かせればいいのだが、働くことを嫌がっていて、株のデイトレードで生計を立てている。
異民族のまなを妹として、一緒に暮らしている。
ブームや儲け話には目がなく、イケてるものを集めている。
性格は明るく外交的で、主人公をモリケンと呼んでいる。
森田賢一は、働かないさちに最初は手を焼くが、昔、絵を描いて賞を取っていたことを知る。
昔、樋口健とさちは仲間の関係だが、革命後に仲間を裏切って逃げたため、健のことを今も憎んでいる。
ちなみに、さちの声をよく聞くと新谷○子の声によく似ています。
名セリフ集
・さあて、今日もびりっとがんばるぞーっと!(第二章より)
・うーんとねぇ、言ってもいいんだけど、人名とか商標とかキャラ名っていろいろとピーピーうるさいから
やめておくね。(第三章より)
・ブームには追いついていくよぉ。どこに儲け話が転がってるかわからないしね。(第一章より)
・だって、働くなんてめんどくさいじゃん。いまの世の中、こつこつ努力しても報われないってば。
別に働かなくたってお金があるんだからいいじゃん。(第二章より)
・そうそう。責任を取ってくれるヤツがいないと不安なのよ。(第二章より)
・『夏咲のためにも』とか、『お前のためにも』とかね……誰かのためにって口に出すのは、なんか変だなって。
うーん、本当に誰かのためって考えている人は、きっと、そういうのを口に出さないと思うんだよぉ……
(第三章より)
・あたしって、てきとーだけど、これはマジでやってたんだって……ノリでなんとかなるもんじゃないんだって……
なにが元気よ……あたし、最低じゃん……
……あたし、気づいてる……このままじゃダメになっちゃうってこと……
お姉ちゃんには、無理なんだよおぉぉぉっ!(第二章より)
・どうにもならないなんて……そんなの理不尽すぎるよ!(第二章より)
・もう、絵は嫌い……誰も喜んでくれなかったから……(第二章より)
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大音 灯花
(おおね とうか) |
キャラ説明
ヒロインの一人。第三章で灯花の更正を担当。親の命令には絶対服従する義務を課されている。
そのため、大人になることを禁止されている。
だから、おとなしいキャラなのかというと、そうではなく、典型的なツンデレ。
森田賢一をフルネームで呼び捨てにして、からかうと「ぶっ殺すぞ!」という口癖を発する。
そして、灯花ルートになるとデレデレとしてくる。
父はいなく、母親の京子(きょうこ)との二人暮し。
母親(学校の教師)の言うことには、逆らえないのだが、厳しいしつけのため疲れを見せている。
でも、母親が嫌いというわけではなく、むしろ好意を寄せている性格は優しい少女。
料理を得意とするが、母親の京子から止められている。
京子は料理もしないで、いつも弁当で済ませていることに森田賢一は疑問を抱く。
名セリフ集
・私も、お母さんがいなくてもやっていけるっていうところ見せてあげるんだ。(第一章より)
・え!? 日本円で十万っていったら世界制服ができるでしょう!?(第二章より)
・でも、守らなかったら大変なことになるって言われてたら、なんだか息苦しいよ。
……もちろん、お母さんをそんな危険な目に合わせたくないよ。(第三章より)
・なんていうか、お母さんがつらい目にあうのは嫌なんです。でも、ずっとこんな毎日が続くのも嫌なんです。
どうすれば、全部上手くいくのかな……?(第三章より)
・なんで大人も子供も平等に扱われないの?(第三章より)
・女の子が、一番初めに恋をする相手は、お父さんなんだって。
お、お父さんって、賢一みたいなこういう匂いなのかな?(第三章より)
・私は子供じゃない。これからは、お母さんの顔色をうかがわないで、自分で考えていくって決めたの。
誰にも頼らないで、自立してみせるの。他人から押し付けられるルールなんて、もう、うんざり……
(第三章より)
・私、馬鹿だから、お母さんの助けがいるよ……(第三章より)
・みんなが幸せになることを選んで、なにがおかしいの? 無理なんかじゃない。ぜんぜん、簡単なことだよ。
(第三章より)
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法月 将臣
(ほうづき まさおみ) |
ここから以下はサブキャラです。
キャラ説明
特別高等人で、森田賢一の上司。厳格な指導者。
特別高等人としての最終試験で、この田舎町の特別高等人に赴任する。
結果を先取りした言動で、賢一を圧迫、思考や理念はまったく理解できない。
賢一とは七年の付き合いがあるが、知っているのは左足を負傷して杖をついているということのみ。
逆に法月は、賢一のことは何でも知っているということで、賢一にいろいろと文句を言ってくる。
ちなみに声は、「吉永さん家のガーゴイル」のガーゴイル役や「ニニンがシノブ伝」の音速丸役、
「家族計画」の寛役の若本規夫です。
いつもはギャグキャラとしての役が多いですが。今回はギャグは一切なくクール一色なキャラを演じています。
ちなみに、法月の名言集は多いので後にひとつにまとめています。
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まな |
キャラ説明
さちと一緒に暮らしている移民の少女。(幼い話し方なのを考えると8歳〜10歳くらい)
その前は、戦争で両親を殺されて、帰る国もなく孤児として暮らしていたところをさちに拾われる。
面倒くさがりなさちに変わって、家事を行っているが、本人は幸せのようだ。
南方出身で、しかも戦争が起きていたときは捕虜として連れてこられた経緯もあって、差別を受けている。
それでも、24時間営業のスーパーで深夜の清掃をしたりとさちのために健気なことをしています。
さちルートでは、まなの健気さにハァハァしてしまいます。
まなはまなでも、マナマナとは偉い違いです。
名セリフ集
・「まなのお姉ちゃんは、すごいんだよぉっ!」(第二章より)
・まなは、自分の国があるのに、どうしてこの国にいるのかな?(第二章より)
・だって、まな、お金があったらもっと勉強の本買うよ。
お金があったら、たくさんお金を使いたくなるんだよ。だからすぐなくなるんだよ(第二章より)
・よくわかんないけど、お姉ちゃんは悪くないよぉ。悪いのは、もっと違うところにあると思うの。(第二章より)
・だから、ハアハアするんでしょ?(第二章より)
・(お姉ちゃんと)結婚すればいいのに。そしたらみんなずっと一緒だよ?(第二章より)
・だって、そんなになんでもかんでも細かいところまで国に決められてたら、なんだか息苦しいよぉ(第二章より)
・どんなにまながお姉ちゃんに嫌われても、絵を描くことがお姉ちゃんにとって一番いいんだよ
(第二章より)
・わかんないよぉ! お姉ちゃんに意地悪しないで!(第二章より)
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樋口 三郎 (ひぐち さぶろう) |
キャラ説明
主人公健と主人公の姉璃々子の父。元は特別高等人で、法月とは友人の関係にある。
特別高等人をやめてからは革命家となり、特別高等法の撤廃を求めて革命を起こすが失敗。
法月によって殺害される。
そして、息子の健や璃々子も連座制(家族の連帯責任)が適用されて、処刑されたと公式文書には記載。
学校の教科書でも、革命を起こした樋口三郎はナチスのヒトラーのように極悪人と記されているが、
三郎の思想はさちやセピアには素晴らしいと支持されている。
どんな思想なのかはこのゲームでは出てこないので、気になりますが。
父親としての三郎は、かなり気さくで、いくつもの女性と過ごしていたこともあって、
健は母親がたくさんいたと回想シーンで語っていました。
名セリフ集
・お父さんはこれから、いろんな人を不幸にするような大きなことをしようと思っている。
お父さんたちの世代が不幸でも、未来のお前たちが幸せであることを願う。
そう思って、お父さんは武器を取る。
お前は、璃々子と二人で幸せに暮らすように。
決して、お父さんのようになろうなどと思わないことだ。
P.S.プレイ○テーション(第二章の手紙より)
(最後のP.S.は笑ってしまいました)
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樋口 璃々子 (ひぐち りりこ) |
キャラ説明
主人公健の姉。でも、血は繋がっていないが実の弟のようにかわいがっている。
各章の初めに、健の過去の回想シーンが出てきますが、この人、別の意味で壊れているから怖いです。
いきなり健の寝込みを襲って強引に手で射精するところがあったり、
クイズに間違うと赤い蝋燭をたらしたりすることもあります。
こうして、健は璃々子に調教されて、ハードMを自称するようになりました。
この回想シーンは、あまりエロくもグロくもないので、怪しく笑う璃々子に笑えます。
ギャグだけでなく、シリアスな一面もあって、璃々子はいつも健のことを守ってきました。
だから、健から見て璃々子は精神的に強いと思っています。
でも、実際は名セリフ集の最後を見たらわかるように、逆に健に守られたいと望んでいるわけですね。
そして、璃々子は都会の大学に進学することになり、この村を離れていきました。
その後、革命の連座制で処刑となってしまいます。
でも、このゲームをプレイした人は言うでしょう。璃々子様、万歳!と。
個人的に、このゲームで一番好きなキャラは璃々子です。
それくらい、ギャグで印象に残るキャラでした。
また、口癖の「ドンマイ、私」とかわいく言うセリフに萌えました。
名セリフ集
・ああ、なんかお姉ちゃんドキドキしてきちゃった。コレ危ないよー。私なにかに目覚めちゃったよー
(第三章より)
・でもね、いまの世の中、どれだけ知識があってもダメなの。
知識を知恵に変えて、行動に移せる能力こそが問われる社会なのよ。
あなたがどれだけ知識を持っていても、いざっていうときにそれを発揮できなかったらダメでしょ?
要するに、胆力よ。どんな人の前でも、どんな状況でも、自分の意思を伝えることができる強さを持ちなさい。
(第三章より)
(SM用の赤いろうそくを持ちながら、そんなことを言われても説得力がないような気が……)
・がんばるのよ。お姉ちゃん、いつか、健に守ってもらうんだからね。
いつか、あんたが私の前に立つのよ。私は健の背中をずっと見ている……そんな毎日がいいな……
(第三章より)
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南雲 えり (みなみぐも えり) |
キャラ説明
森田賢一と同じ特別高等人候補生。特別高等人の最終試験を受けるために田舎町を訪れる。
そして、10秒試験場所に遅刻したという理由で、法月によって銃殺されてしまいます。
何のために出たんだ。この人は?と思いたくなりました。後から生き返っていたら話は別ですが。
周囲からは天才と言われた才女で、一年に一人出るか出ないかと言われている
特別高等人最終試験最有力合格者である。
でも、思いやり溢れる性格のために優先順位を間違えることがある。
それが返って、法月に殺されるということに結びつくわけですね。
名セリフ集
・特別高等人の試験は、哲人科挙と呼ばれるほどの狭き門……(第一章より)
・昼夜を問わず歩いてきたのですが、途中水害で氾濫していた川に出くわしてしまいまして……(第一章より)
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卯月 セピア (うづき セピア) |
キャラ説明
イケメン顔の美青年で、さち、灯花、夏咲のクラスメート。当然、昔は健と友達だった。
自称童話作家。
でも、この人も璃々子と同じく、性格が壊れているから怖いです。
いきなり笑い出したり、赤壁の戦いを再現できたらいいよと意味不明なことを言ったり……
前髪を触られるとなぜかキレます。
本名は磯野くんと言いますが磯野くんと言っても「セピアと呼んでくれ!」と言ってキレます。
声はよく聞くと子安武人の声に似ています。
名セリフ集
・僕は変じゃない。ちょっとグロいとこあるけど、家事もするよ。(第一章より)
・逃げる。しかし回り込まれた。みたいなことを八回繰り返す前に死んでみる?(第一章より)
・僕は赤壁の戦いを再現できれば、それでいいよ。(第一章より)
・本気になった方が負け。若者の世の中じゃ、なんでもそうだよ(第二章より)
・長年売れない作家をやっていれば、観察力が身につくものでね。(第二章より)
・どんな物語でも裏切り者は悲惨な末路をたどるものだよ。(第二章より)
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大音 京子 (おおね きょうこ) |
キャラ説明
灯花の母親で、灯花が通う学校の教師でもある。
学校の生徒からの評判はいい。
でも、家では灯花に厳しく当たる。
そして、台所はあるのに手料理を作ることがない。
いつも、コンビニ弁当で済ませていて、食事中家族の会話もない。
また、犬とか負けとかを言うと怒る。
注目するところは「ぶっ殺すぞ!」というセリフです。
かなりドスが聞いているので迫力があります。
名セリフ集
・私の部屋には入らないでね。入ったらぶっ殺すぞ!(第三章より)
・灯花、何度も言うけれど、あなたは国立の大学にしか行けないのよ?
森田くんだって、立派な大学を卒業してるんでしょう?
中央の超一流大学でしょう?
私も、そこ出身なの。だから灯花も、その大学を目指さなければいけないのよね?(第三章より)
・お話があると言ってるの。これは母としての命令よ。(第一章より)
・ダメよ。もっと勉強しなさい。(第一章より)
・あなたは私のダメな恋人か何かですか?(第一章より)
・私は灯花に嫌われてもいいのよ。むしろ、嫌われるのが役目なのよ。(第三章より)
・法月先生が言ってたわ。一時的なものとはいえ、暴力ほど効率のいい指導はないって。(第三章より)
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